栽培品種

  • つがる

8月中旬~9月中旬
「ゴールデンデリシャス」を母親にした交配品種。長野県が全国生産量の約1/3を占めます。袋をかけずに太陽の光をいっぱいに浴びて育った「サンつがる」です。
糖度13~14%、酸度0.3%前後。

  • シナノドルチェ

9月上旬~9月下旬
「ゴールデン」と「千秋」の交配品種。果形は長円形でで、約300グラムと普通サイズのりんごです。果肉の硬さは中程度、果汁の量は多めで、食味は甘さと少し強めの酸味のバランスが良いジュースの多いりんごです。糖度14%、酸度0.5%前後。長野県果樹試験場が、交配・育成・選抜した"信州りんご"です。

  • シナノピッコロ
    9月中旬~10月上旬
    「ゴールデン」と「茜」の交配品種。果実の形は長円で、約170グラムと小さめで皮ごとまるかじりできるサイズのりんごです。果肉の硬さは中程度、果汁の量は多めで、食味は甘さと酸味のバランスが良いりんごです。糖度14%、酸度0.4%前後。長野県果樹試験場が、ゴールデンと茜を交配・育成・選抜した"信州りんご"です。平成18年に登録。
スワッコ
9月上旬~9月下旬
長野県諏訪で選抜された「世界一」の自然交雑実生。果実は大き目で、8月後半より紫紅に着色するが、収穫は9月上旬より。9月のりんごとしては、珍しく蜜も多く入り、甘みも強い。
  • 千秋
    9月中旬~10月上旬
    「東光」と「ふじ」の交配品種。やや小玉ですが、鮮紅色に着色し、果汁が多い品種です。歯ざわり、甘味、酸味のバランスがよく、果肉も良くしまって、しゃっきりとして味も濃厚です。爽やかな食味です。
  • 秋映
    9月中旬~10月下旬
    長野県中野市で「千秋」に「つがる」を交配育成し93年登録された"信州りんご"です。甘味が強く、酸味は中程度で甘味、酸味のバランスが良く、果汁が多いりんごです。室温での日持ちは2週間程度、冷蔵庫では2ヶ月程度、鮮度が保持できる。 糖度14~15%、酸度0.4%前後。
  • 世界一
    9月中旬~10月上旬
    「デリシャス」と「ゴールデンデリシャス」の交配品種です。他の品種に比べ大きいのが特徴。食味は良好だが、栽培上の欠点があり、無袋栽培のものは見た目は悪いが味が良くなる。 大きい物は500g~1kgと名前通り大型。果肉はしまって、甘味が強い。
  • ジョナゴール
    10月上旬~10月下旬
    「ゴールデンデリシャス」と「紅玉」交配品種。果実は大玉で甘味と酸味が程よく調和した歯ざわりの良いりんごです。紅玉に似た品種で、酸味が強く、アップルパイ等加工用としても利用されます。果面はワックスが出ますが味に影響はありません。
  • ゴールデンデリシャス
    9月下旬~10月下旬
    古くからの種類で、最近は栽培する農家も減っているが、根強いファンが多い。長円形で 黄色に着色する。開花後、1ヶ月程の間、雨が降らないときれいな果実になるが、無袋栽培では、ざらついた感じの多い果実になる。甘さに加えて、ほのかな酸味のバランスがよい。
  • シナノスイート
    10月上旬~10月下旬
    「ふじ」と「つがる」の交配品種。果汁が多く、甘さも強く食味の良いりんごです。酸味が少なめでさっぱりとした味わい。着色が少々悪いがとても美味しく人気のりんごです。長野県果樹試験場が、ふじとつがるを交配・育成・選抜した品種。1996(平成8)年に登録。糖度14~15%、酸度0.3%前後。長野県で育成された"信州りんご"です。
  • シナノゴールド
    10月上旬~11月下旬
    「ゴールデンデリシャス」と「千秋」の交配品種。果汁が多く、甘味が強く、酸味は中程度パリッとした歯ごたえが特徴です。他のりんごに比べ保存性に優れ、長期に渡って味わう事が出来ます。長野県で育成された"信州りんご"です。糖度14~15%、酸度0.3%前後。
  • 陽光
    10月中旬~11月上旬
    「ゴールデンデリシャス」の自然交雑実生品種 (種をまき、生えてきたりんごの樹の中から優秀なものを選抜)。糖度が高く濃厚な味が特徴の水みずしいりんごです。
    糖度14~15%、酸度0.3~0.4%前後。
  • 紅玉
    9月下旬~11月上旬
    アメリカで発見された古い品種です。生食の他にアップルパイ用に最適で、業務用、家庭用共によく使用されます。比較的酸味の強い味で、調理後もりんごの風味が強く残り、クッキングに最適です。10月下旬まで完熟させた紅玉は蜜も入り甘みと酸味のバランスが楽しめます。
    糖度13~14%、酸度0.6%前後。 米国名Jonathan
  • 王鈴 (おうれい)
    10月中旬~10月下旬
    ゴールデン デリシャスにデリシャスを1932年に交配し、その後王鈴として種苗登録したものです。最近は栽培する農家も減っているが、根強いファンが多い品種です。果重が150~200gと小さいく、果形は独特の長円形です。果肉は黄白色、肉質は硬く、芳香も豊かで、酸味が少なく、甘味が強いのが特徴です。
  • 金星
    10月中旬~11月中旬
    「ゴールデンデリシャス」と「国光」の交配種と考えられているが、疑問とする説もある。薄い黄色をしていて、果肉は適度なかたさ、水分は若干少なく、酸も少いが、甘みが強い。独特の風味があり、香りと甘みのバランスの良さが特徴です。表面にざらつきが多く見目が悪い為、栽培している農家はあまり多くない。
  • ぐんま名月
    11月上旬~11月中旬
    1991年群馬県で「あかぎ」に「ふじ」を交配選抜。果実の大きさは普通、地肌は黄緑色で日光にあたると一部淡い紅色になる。硬さは中位で酸味が少なく甘みも強い。蜜の入る晩生種。
  • シナノホッペ (新品種)
    11月上旬~11月下旬
    「あかね」と「ふじ」の交配品種で長野県果樹試験場で育成された。糖度は15度前後、酸味は少なく、果肉は少々固めで、色付きが良く濃紅色。「ふじ」より少し小さ目で、11月上旬が食べごろとなり、蜜入りも良い。2013年に品種登録された新品種です。
  • 王林
    10月下旬~11月中旬
    「ゴールデンデリシャス」と「印度」の交配品種。独特の風味とパリッとした食感、果汁が多いりんごです。糖度が上がると果点が現れ表面がザラザラしてくる。昭和27年に「王林」と命名。糖度14~15%、酸度0.3%前後。
  • ふじ
    10月下旬~12月上旬
    円形で、赤色に着色する。果実の大きさは中位で果肉は堅い。「みつ」の入る種類で、日持ちが良く11月収穫した物は、年明けまで楽しめる。蜜入りや甘さが注目されるが、実は酸味も強く甘さとのバランスの良さで美味しさは決まる。当園では美味しさを重視して、着色を優先しない「葉とらず」栽培の為、葉っぱの影が残り見た目はあまり良くない。
  • アルプス乙女
    10月上旬~11月中旬
    「ふじ」と「紅玉」との混植園で育成・選抜した品種。大きさは40g前後のミニりんごで、食べる事もできるが磨くと光るので観賞用としてもお奨めです。果肉はやや硬め、糖度や酸味もあり、そのまま生食したり、りんご飴の原料としても使われます。長野県松本市で,1964(昭和39)年に育成・選抜され、1968(昭和43)年に命名されました。
  • 紅の夢
    10月下旬~11月中旬
    弘前大学農学生命科学部附属藤崎農場の育種プロジェクトによって誕生した果肉まで赤いりんごです。濃い暗赤色で、果肉は淡紅色、酸味が強い為、加工用に向いている。糖度約13%、酸度約0.9% 350g前後。

りんご狩りの期間は気候等によって多少の変動があります。りんご生育詳細は、こちらから